苔庭など、日本の悠久の自然と文化と共に叡智を探求できる “叡智の杜 FOREST OF WISDOM"　（石川県小松市日用町）

白山と日本海を臨む石川県の加賀地方では、日本文化の原点といえる自然と共に生きる文化が、継承されてきました。

小松市の里山地域に位置する日用町（ひようまち）は、多様な苔むす庭「苔の里」、銘木「日用杉」林、トンボの飛ぶ小川と田園、町内産の樹木で建てられた古民家など、全国農村景観百選に選ばれた美しい里山景観と日本古来の生活文化が受け継がれてきました。

しかし社会経済の変化に伴い、その地域の住民だけでは美しい苔庭や古民家などランドスケープの維持管理・自然と共生する文化の継承が困難になりつつあります。

このような課題は、小松市日用町に限らず、日本・世界の各地で生じています。

そこで、この日用町の自然/文化/景観の維持再生を、住民組織（日用苔の里整備推進協議会）に加え、国内外の人々が集い、叡智を持ち寄ることで実現していく「叡智の杜プロジェクト」をスタートさせました。

叡智の杜プロジェクトは、苔の里をはじめとする日本を象徴する自然と共生する文化を感じながら、社会・人文・自然科学などに関する叡智を探求できる場所として、国内外からの来訪者を受け入れるための体制構築と景観整備を行い、地域資源を持続的に活用しながら、自然と文化を継承していく取り組みです。

叡智の杜は、苔の里と古民家交流施設Wisdom Houseを拠点に自然と共に生きる日本の生活文化を感じながら心を和ませ感性を高められる場所で、一般社団法人叡智の杜が運営を担っています。

苔の里では杉の美林に囲まれた苔むす庭園や神社、古民家など全国農村景観百選に選ばれた美しい里山集落の観光開放エリアを、ガイドから自然や生活文化について解説を受けながら、鑑賞することができます。

“叡智の杜”は、日本の悠久の自然と文化を感じながら、世界の人々が、持続可能な社会について探求できる場所なのです。

◇ 叡智の杜 ホームページ  　http://forestofwisdom.org/

◇ 叡智の杜 フェイスブック  https://www.facebook.com/eichinomori  

プロジェクトを通じて、

「地域の自然や文化を生かして、人文・社会・自然科学教育や国際交流活動を行うこと」

「自然と共生する日本文化の普遍的価値を、グローバルに、そして次世代へ伝えていくこと」

をテーマに、事業を推進・PRしています。

尚、叡智の杜では、個人・法人（団体）を問わず、プロジェクトへの参加・協力を歓迎しています。

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